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2018年2月2日金曜日

生理の量が少ないと心配??

毎日、普通に産婦人科の外来をしているうなぎいぬです。

特に症状なくがん検診を受けにきた人に、
『特に気になる症状はないですか?』
と聞いたときに、

『最近、生理の量が少なくなってきて、、』

と心配される方がわりといます。

みなさん、

『もうこのままおわってしまうんじゃないかと思って、、』
『年のせいでしょうか、、』

と、結構心配してらっしゃいます。

生理の量が少ないと、みなさん不安になるようですが、

結論からいうと、全く問題ありません!
むしろ、少なくてラッキー! と思って下さい。

だって、もれてしまうかも、、という心配もいらないですし、
量が少ない方が絶対楽ですよね。

量が多すぎると、ナプキン交換頻度も多くなりますし、
そのせいで貧血になってしまうこともあります。

毎月ちゃんと生理がきているのであれば、
(多少不順でも構わないのですが、)
量が少なくても大丈夫です!

別にそのまま閉経するわけでもないですし、
病気でもないです。

人間の心理として、多ければ多いで大変なのに、
少ないと不安になってしまうようですが、
ぜひ、少なくてラッキー、と発想の転換をしてみてください!

少ない方が絶対楽ですから♪


多すぎて困っている方は、ぜひ一度婦人科を受診しましょう。

2018年1月16日火曜日

歯周病が認知症を悪化させる機序が解明!

歯の話続きですが、うなぎいぬは産婦人科医です。

とはいえ、歯周病は全身に影響しうるというのは以前からいわれていますし、
この高齢化社会で、なるべく自分の歯を残すように、
口腔ケアはとても大事になっていくと思います。

そんな中、興味深い発表がありました。

名古屋市立大学の研究グループが、歯周病が認知症を悪化させる機序を解明したのです。

認知症の約6割はアルツハイマー病で、
その原因は、“アミロイドβ”というタンパク質が脳の神経細胞の中にたまり、
神経細胞が死滅していくこと、と考えられています。

今回の研究で、マウスでの実験で、
歯周病菌が感染していると、アミロイドβの量が1.4倍に増えた、
というのです。

すごく分かりやすい機序で、それを立証した、という発表ですね。
こういった分かりやすい機序が解明されると、
歯周病を予防、治療することがアルツハイマー予防になる、と実感できます。

と書きながら、最近、フロスをさぼっていることを思い出しました。。

今晩はフロスします!

2017年12月16日土曜日

今からでもインフルエンザの予防接種はうつべき??

我が家の子どもたちはまだインフルエンザにかかったことがないうなぎいぬです。

今年はまだインフルエンザはやってないなーと思っていたら、
急にきました!

今週に入って、保育園の年中さんクラスで3人がインフルエンザ発症!
うちの上の子のクラスなので冷や冷やしましたが、
今のところ大丈夫そうです。

近くの小学校でも流行っているようで、
小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんがいる子が特にかかっている印象です。
同じ家で暮らしているんだから、うがい手洗いしっかりしても、
やっぱりうつっちゃいますよね。。

インフルエンザの予防接種は、
うったからって絶対にかからなくなるものではないので、
予防接種してもかかる時はかかります。

じゃぁ予防接種する意味ないやん!
というわけではなくて、予防接種の意義、重要性についてはこちらで書いた通りです。

インフルエンザはやりはじめたね~という話をママ友としていたら、
ちょうど今週末、2回目の予防接種をうけに行くんだけど、
既にはやっていたり、かかったりしても、2回目うけた方がいいのかな?

と聞かれました。

なるほど、確かに、もう流行ってるなら今からうっても意味ないかも、、
と思ってしまう人もいるかもしれません。

結論からいうと、既にはやっていても、既にかかったとしても、
2回目はうった方がいいです!!

なぜなら、まだまだインフルエンザの季節は続きますし、
一度かかったとしても、もう一度かかる可能性もあります。
今シーズンの残りの期間の感染流行に備えて、
今からでも予防接種はぜひ受けてください。

もちろん、インフルエンザにかかった場合は、
ちゃんと治って回復してからにしましょう。

妊娠中にインフルエンザにかかってしまったり、
まわりにインフルエンザの人がいて、自分もかかったらどうしよう、、
と不安な方は、こちらもご参照くださいね。

2017年11月6日月曜日

穴があったら入りたい!?

こんにちは、いたって真面目な産婦人科医、うなぎいぬです。

ちょっと下世話な話続きで恐縮ですが、、

前回は肛門への異物は危険!という話でしたが、
人間、穴があると何かを入れたくなるようで、、

なんと、尿道にも異物を入れてしまう人が、
世の中にはいるようなのです。

尿道って、おしっこの通り道です。
出口が尿道口。
男性でいうと、陰茎の先です。

そこに、異物を入れようという発想がまず斬新すぎますが、
別に危険でさえなければ、人の趣向に口を出す気はありませんが、

尿道も、異物がとれなくなることが多いのです。。

なぜなら、尿道はせまいトンネルですが、
その上流には膀胱というタンクがあります。

膀胱までたどりつくと、
モノはせまい所へは入っていきにくいので、
自然には出てこなくなります。

今まで聞いた症例の中で衝撃的だったのは、

真珠のネックレスを入れていたら、途中で切れてしまって、
取り出せなくなり、受診。

で、膀胱鏡で膀胱の中をのぞくと、
膀胱の中に真珠がちゃぽちゃぽ浮いていた、という、

想像すると笑いそうになるんですけど、
冷静に考えると全然笑えない話です。

膀胱鏡という内視鏡で一個一個とるんですけど、
真珠なんて丸いですし、とるのに難渋したんじゃないかなぁと想像します。

真珠を上回るツワモノは、、
膀胱鏡でのぞくと、そこにいたのは、、、

なんと、

どじょう!!

もはや、どうリアクションしていいのか分かりません。
なぜ入れようと思ったのか、
頭から入れたのか、尻尾から入れたのか、
(それはどっちでもいいかもしれませんが、、)
そもそも入るんや、、

など、気になることは多々ありますが、
そこを追究するつもりはありません。

趣味趣向は千差万別、いろんな好みの人がいていいと思います。

ただ、1つだけ覚えておいて頂きたいのは、

ほんの遊び心のつもりが、実はとても危険なことになるかもしれないですよ!

ということだけ。

笑い話ではなく、いたって真面目に書いています。

心当たりのある方は、気をつけてくださいね。。

2017年11月3日金曜日

肛門に異物は危険です!!

こんにちは、うなぎいぬです。

この間、いつも通りオペしていたら、
どうもオペ室が忙しそうで、

「人が足りない上に緊急も入って〜」

と。
「外科の緊急ですか?」と何の気無しに聞くと、

「肛門異物です。」

ん??
理解するのに一秒くらいかかりましたが、
あー、なるほど、入れちゃったんですねー
と、すぐ理解できました。

うなぎいぬは産婦人科なので、
『腟内異物』の人は時々きます。

腟の中に入れたモノが取り出せなくなってしまって、
産婦人科にかけこんでくるのです。

なにを入れるのかって?
なんでも、本当にいろいろなモノです。
いたってノーマルな人にはなかなか理解し難いと思いますが、
世の中、本当にいろんな趣向の人がいるんだなぁと、
感慨深くさえなります。

とはいえ、腟は奥に子宮があって行き止まりなので、
どこまでも入っていってしまうことはないのですが、

肛門はそうはいきません。

皆さんご存知の通り、肛門は腸の出口です。
口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→そしてゴールが肛門です。

で、どうやら世の中には、肛門にモノを入れたくなる人たちがいるようで、
出そうとしても、モノによってはすべってとれなくて、
逆にどんどん中へ中へと入っていってしまい、
取れなくなって病院へ来るのです。。

笑いごとじゃないんです。

内視鏡やら、透視やら、
あらゆる機器が出動して、大騒動です。

しかも、場合によっては腸を一部切除されたり、
一時的に人工肛門にされたり、、

ほんの遊び心が、とんでもない大事になりかねません。

そんなことするのは、一部の人たちだけでしょ、
と思いますでしょ?

意外と、そうでもないんです。

妻子もちの、普通のお父さんが、
肛門異物でオペされたこともあります。

深夜に書斎で1人で、なにかを入れてみたくなってしまって、
そしたらとれなくなってしまい、、

当然、奥さんにもバレてしまうし、
恥ずかしいことこの上ないです。
恥ずかしいだけでなく、
とんでもなく大掛かりな手術にもなりかねませんし、
病気ではないので自費ですから、医療費も高くつきます。

趣味も性癖も人それぞれ、
いろんな好みの人がいてよいとは思うのですが、

肛門の先は行き止まりではありません!
本当に気をつけてください!!

2017年10月8日日曜日

インフルエンザの予防接種はうつべき!?

10月に入って一気に寒くなりました、
そろそろインフルエンザの予防接種の季節ですね。

みなさん、インフルエンザの予防接種は受けていますか?

うなぎいぬは、毎年予防接種を受けています。
というか、病院の職員は、必ずインフルエンザの予防接種をうちます。

うちの子どもたちも毎年うっています。
正確には、下の子は今年からですが。

毎年この時期の産科外来でよくある質問が、
『インフルエンザの予防接種はうった方がよいでしょうか?』

インフルエンザの予防接種はうつべきでしょうか?

世の中的には賛否両論あるようですが、
結論からいうと、

インフルエンザの予防接種はうった方がよいです。
特に、子ども、妊婦さん、高齢者はうつべきです。

詳しくは厚労省のHPに書かれていますが、
ややこしいので要点をまとめておきます。

  インフルエンザの予防接種をうてばインフルエンザにかからない?

残念ながら、インフルエンザワクチンには、
感染を予防する効果はありません。

じゃぁなんのためにうつの!?

というもっともな疑問には、次の項目でお答えします。

インフルエンザの予防接種をうっても、
インフルエンザには感染しうりますが、
発症を予防したり、
発症しても症状が重症化するのを予防する効果があります。

  なんのためのワクチン?

予防接種してもインフルエンザにかかるかもしれないなんて、
うつ意味ないじゃん!!
と、殆どの人が思いますよね、、きっと。

でも、そもそもの目的が、『感染予防』ではないのです。
インフルエンザの予防接種の目的は、
『感染しても、発症や重症化をおさえる』ことです。

毎年、小児科にはインフルエンザ脳症の子たちが入院してきます。
うなぎいぬは産婦人科なので、直接受け持つことはないですが、
小児科の先生から話を聞くだけでつらいです。。

インフルエンザにかかって、運悪く脳症になってしまうと、
運良く意思疎通がとれるとしても色々な後遺症が残りうります。

で、小児科の先生に聞くと、
インフルエンザ脳症で入院してくる子たちはまずほとんとが、
予防接種をしていない子たちなのだそうです。

インフルエンザのせいで、子どもに麻痺が残ったりするだなんて、
もしかしたら、意思疎通もとれなくなるかもしれないだなんて、
ゆるせません!!

予防接種でその確率が少しでも下げられるなら、
絶対にうつべきです。

ただ、残念なことに、
インフルエンザ脳症がどれほどひどい状態かというのが、
普通の人にはなかなか分かりづらいですよね。

インフルエンザにかかったことがある人は多いと思います。
高熱がでて、関節痛もあって、しんどいですよね。

インフルエンザ脳症のこわさを知らないと、
『痛い思いをして予防接種うっても、
どうせかかるかもしれないなら打たなくていいや、
と思ってしまう人がいるのも無理はありません。

でも、脳症になってからでは遅いのです!
転ばぬ先の杖、ってやつです。

それに、やっぱり予防接種した子は、
インフルエンザにかかってもあまり熱が高くはでなかったり、
症状が軽くすんでいる印象があります。

子どもにはぜひ、そして子どもにうつさないためにも、
お子さんがいる家族はぜひ、予防接種をうちましょう。
  
  インフルエンザの予防接種はいつ頃うつべき?

ワクチンの効果は、接種後2週後〜5ヶ月くらいとされています。
はやいと10月頃からインフルエンザが流行りだす年もありますし、
遅いと34月頃までインフルエンザにかかっている人がいることを考えると、
10月中にうつのが一番効果的だと思います。

  予防接種以外にインフルエンザにかからないようにする方法はない?

あります、いわゆる自分の『免疫力』です。

これはあくまで日頃の印象で、
医学的根拠がある話ではないのですが、

普段から風邪をひきやすい子は、
わりと毎年インフルエンザにもかかりやすい気がします。

よく食べて、よく寝て、
しっかり体力をつけておくと、
普段から風邪もひきにくいですし、
インフルエンザにもかかりにくいと思います。


ということで、最後にもう一度まとめると、

ü   インフルエンザの予防接種はうちましょう!
ü   予防接種をしても、かかるかもしれないけれど、重症化を防げる。
ü   自分の免疫力が一番大事!よく食べてよく寝て、体調整えておきましょう!

妊娠中でもワクチンうっていいの?という疑問には、

こちらで回答していますので、ご参照ください。

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