2017年9月4日月曜日

妊娠中、授乳中はお刺身を食べてもよいのか?

妊婦さんからのよくある質問で、
『お刺身は食べない方がよいんですよね?』

産後のママから時々ある質問で、
『もうお刺身食べてもいいんですよね?』

やっぱり、日本人はお刺身が好きですよね。

うなぎいぬもお刺身大好きです。

妊婦さんたちみなさんナマモノは気をつけよう、
という意識が強いようで、

『お刺身がまんしているんです、、』

という方、結構いらっしゃいます。

妊娠中はお刺身は食べない方がよいのでしょうか??

結論からいうと、
ダメ、というわけではないです。
むしろ、魚にはDHAEPAなどの大事な栄養素や
良質なタンパク質が多く含まれているので、
栄養源としてとても重要です。

ただ、魚の種類によっては、食べ過ぎには気をつけましょう。

理由は、魚が含むメチル水銀を妊婦が摂取すると、
胎児の神経発達に影響を及ぼす可能性があるためです

ただし!どの魚も、というわけではありません。

詳しくは厚労省のHPに載っていて、
摂取量制限が一番厳しいのは『バンドウイルカ』ですが、
イルカを食べる人はまずいないと思うので、
現実的に食べそうな魚についてまとめてみました↓

1回あたり1人前(約80g、刺身5切れ程度)食べるとした場合に、
   1週間に1回なら食べてもよい魚

キンメダイ、クロマグロ、メバチマグロ、メカジキ、マッコウクジラ

   1週間に2回まで食べてもよい魚

キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ

食物連鎖を考えると、マグロとかクジラに注意が必要なのは納得ですね。
逆に、マグロならどれも注意が必要なわけではなく、
キハダマグロやツナ缶は気にせず食べて大丈夫です。

個人的にはキンメダイが要注意ですね。。
美味しいのでついついたくさん食べてしまいます。。

ちなみに、メチル水銀の摂取は、刺身だからというわけではなく、
煮魚や焼き魚にして食べる場合でも同じです。

つまり、刺身とか関係なく、
上記の魚については食べ過ぎに気をつけましょう!
ということです。

ですから、『妊婦は刺身を食べてはいけない』とすると、
その理由は、ナマモノなので食中毒が心配、とかその程度です。

ちなみにうなぎいぬは、妊娠中も刺身をはじめお魚たくさん食べてました。
キンメダイも食べてました。
要は食べ過ぎなければいいのです。

お魚はとても栄養があるので、ぜひ妊娠中も食べてほしいと思います!
上記の魚以外であれば摂取量制限ありませんので、
気になる方には、
たとえばアジとかイワシとか、安全でかつ栄養価の高い青魚系がオススメです。

最後に!
産後の授乳中は、メチル水銀のことは気にせず、
制限なく食べて大丈夫です!

むしろ、授乳中は栄養価の高い魚介類をぜひ食べてください!

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