更年期症状かも、、といって受診される患者さんで、
「『命の母』をのんでみたんですけど、、」
とおっしゃられる方、意外と少なくありません。
『命の母』とはなんなのか??
医者は市販薬について学ぶ機会はないので、
お恥ずかしながら、うなぎいぬは『命の母』のことはいまいちよく分かっていませんでした。
CMは有名ですし、
なんとなく、体によいサプリ的なもの、くらいに思ってました。
でも患者さんが飲んでいるものがどういうものなのかはちゃんと把握しておきたいですし、
実際どういうものなのか、本当に更年期に効くのか、
産婦人科的視点で調べてみました!
■『命の母』の歴史は100年以上
『命の母』は、販売しているのは小林製薬ですが、
製造しているのは『笹岡薬品』という会社です。
その創業者の笹岡省三が、体の弱い母を助けようと研究を重ねて、
『命の母』を完成させたのが1903年(明治36年)。
息子をもつ母としては、涙ちょちょぎれる話です。。
というわけで、実に100年以上の歴史です。
■『命の母』の気になる成分は!?
気になるのは成分です。
成分が分かれば効くかどうか一目瞭然のはず。
と思ってしらべると、小林製薬のHPにものすごく分かりやすい図がありました。

こちら、更年期症状によく処方する漢方薬との成分の比較です。
よく処方する3種類の漢方薬と、かなり成分がかぶっているのです。
しかも、いわゆる処方薬の漢方薬よりも多くの生薬が配合されていて、
特にニンジンとか入っているから体調よくなること間違いなしです。
さらにビタミン系も配合されており、かなりレベル高いです。。
■『命の母ホワイト』というのがあるらしい!?
今回調べてみてはじめてわかったのですが、
いわゆる『命の母』は『命の母A』というもので、
(なぜAがつくのかは、うなぎいぬ調査では結局分かりませんでした、、すごく気になる。。)
もう1種類、『命の母ホワイト』というのがあるのだそうです。
こちらは、まだ生理がある女性を対象にしたもので、
生理不順やPMS(月経前症候群)に効果があるそう。
成分をみると、確かに、
上記症状によく処方する『当帰芍薬散』という漢方薬の成分をすべて網羅していて、
さらに+αで配合されています。
■結局、効くのか効かないのか??
結論からいうと、成分から察するに、効くはずです!
というか、処方薬よりも万能かもしれません。。
ちゃんと調べてみて、患者さんにおすすめしたい、、と思ってしまったくらい。
というわけで、
更年期症状かも、と思ってらっしゃる方、
受診するほどでも、、という感じでしたら、まずは『命の母A』を試してみてください!
そして、
生理不順が、、PMSが、、
とお困りの方は、『命の母ホワイト』を試してみてください!
それでも改善しなければ、ぜひ婦人科を受診しましょう。
うなぎいぬは小林製薬とは何の関係もないですが、
調べてみたらその成分に感動して、ぜひみなさまに知って頂きたいと思った次第です。
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